青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所
通常の西洋医学で対応しきれない病気・病態に対し、ヒトが本来持っている自然治癒力を引き出し高める治療を行っております。
これから受診される患者さんへ
人は病気になってしまう必然性を有している一方で、病気を治すシステムを有しております。そのシステムの実力をいかんなく発揮させることが出来れば、病態を改善の方向に持っていくことが可能になります。癌であれ、他の病気であれ、その全てを治すということは不可能かもしれません。しかし、治療により、過ごす時間を快適にする事(=QOLを高める事)は難しいことではないと私は思っています。
そして、その快適な時間の過ごし方の先に、改善という光もまたあります。希望を持って諦めないで頂きたいし、そのお手伝いをさせて頂ければと思っています。
お知らせ
新型コロナウイルス感染症の後遺症について
コロナ後遺症は様々な症状が見られますが、著しい疲労倦怠感を伴い、疲労倦怠感の持続期間の 条件を満たせば慢性疲労症候群またはそれに近い病気であるとわかってきました。
当クリニック院長班目は慢性疲労症候群の治療を手掛けて30年になります。 慢性疲労症候群では薬物治療はほぼ効果がありませんでした。ある程度改善することはあります。 しかし、疲労倦怠感が消失するような効果はありませんでした。大阪大学(当時)のグループが初期から いろいろと検討を重ね、様々な考え方に基づいてチャレンジしてきましたが、残念な結果に終わっております。 これは漢方薬でも同じ結果が出ております。ある程度は疲労倦怠感が軽減することはありましたが、 完全に疲労倦怠感が消失するまでにはならなかったのです。
コロナ後遺症は軽症でも日常生活に支障が出ることは勿論ですが、仕事や通学が難しくなります。 重症になると寝たきり状態になることもあります。中学生や高校生が登校できなくなるのは将来を 考えると非常に困ります。1日も早い回復が望まれます。
当クリニックでは古くて新しい独自の治療を行い、慢性疲労症候群では良好な治療成績をあげてきました。 この治療は、法律的な問題から自費診療とせざるを得ません。 この治療をコロナ後遺症に応用し、症状の改善を図っております。 なるべく早く治るように様々な工夫をしております。身体がつらい時に良くなるためとはいえ、 新しいことを始めるのは大変なことです。そこを含め、ご一緒に治るための努力をしていきましょう。
疲労倦怠感などの症状の程度によって数回の治療で改善することもありますが、重症の場合には 長期間に渡る治療が必要になる場合もあります。いろいろな配慮をいたします。ご遠慮なくご相談ください。
病気の原因:「自律神経の乱れ」
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。体の活動時に活発になる交感神経と、安静時に活発になる副交感神経があり、その2つのバランスが崩れた状態が「自律神経の乱れ」です。これは代謝を低下させる為、身体機能が低下して病気に罹りやすくなります。不規則な生活リズムやストレスによって自律神経の働きが乱れると、疲労倦怠感・不眠・頭痛・肩こり・腰痛・目の重苦しさ・冷え・のぼせ・動悸・イライラ・焦燥感・不安感など肉体的精神的に様々な不調が現われます。当クリニックではこの自律神経の乱れの改善を治療の目標にしております。
ストレスが多い
自律神経が乱れる
動脈が収縮し、血行が悪くなる
内臓の機能が低下
代謝が低下
エネルギー不足
病気になる
治療の目的:「自律神経の乱れ」を改善させるために
自律神経の乱れた状態の多くは交感神経が過剰に優位になった状態です。この状態が長く続くことで動脈が収縮し、血液の流れが悪い状態となります。血液は全身に酸素や栄養を届け、老廃物を回収する働きがあります。血液の流れが滞ると病気になりやすくなり、治り難くなる原因の一つとなります。血液の流れがスムースになるように、次の4つの治療手段を活用して治療を行います。目標は今よりも副交感神経を優位な状態にし、自律神経のバランスを正常に戻すことです。
治療手段
伝統的な東洋医学の治療手段である針・灸治療を活用して、自然治癒力を最大限引き出す方法を見出しております。
① 綿花を利用する班目(まだらめ)式間接灸(当クリニック独自の方法)
② 皮膚表面を刺激する刺絡(しらく)
③ 湯たんぽで身体を加熱・保温
④ 気診治療
診療科目
統合医療・内科*・漢方内科*
統合医療は、自費診療となっております。
(*保険診療も行っております。お気軽にご相談下さい。)
完全予約制でお待たせしないようにしております。
診療費
初診料:30分 13,200円(税込)
再診以降:30分 26,400円(税込)
病状によってはもっと長時間の治療をすることもあります。応相談。
クレジットカード:VISA・MASTER・セゾンカードの取り扱いがあります。
治療を急ぐ必要がある場合には応相談。
簡単な治療もご用意してあります。
綿花を利用した班目式間接灸は、他に類を見ない効果があります。
長期間の治療は受けるつもりはないが、試しに治療を受けてみたいという要望にお応えして以下の治療コースを用意しました。
目に特化したお灸コース:3回で20,000円(税込)
緑内障で眼圧が高くなり、全身的にステロイドの投与が必要となった患者さんが3日間の目のお灸で眼圧が正常化し、入院治療が不要になったケースがあります。白内障の前駆症状とされる飛蚊症が治ったケースもあります。さらにパソコン作業が長く続き、目がしょぼしょぼする・夕方になると目が霞む・こめかみの重苦しさ・頭が重い・頭痛が辛いというような方にお勧めです。
肩こり・首こりが辛い方に特化したコース:3回で20,000円(税込)
肩こり・首こりに限らず、熟睡しにくい方・便秘や下痢あるいは便秘と下痢を繰り返す交替性便通異常の方・新型コロナウイルス感染症後遺症(long covid)によくみられるbrain fogに苦しむ方にお勧めします。
どちらも着替える必要はありません。3回の通院コースとなります。いずれも所要時間は1回につき15分間。1回目にしっかりと治療して効果を実感していただきます。2回目にお灸のやり方を指導し、治療に必要なモグサなどを差し上げます。3回目にうまく出来ているか、確認します。自分自身の健康が守れる手段を持ちませんか?
帯状疱疹ワクチン接種
当クリニックでは帯状疱疹ワクチンの接種が可能です。(予約制)
水痘にかかったことのある方の帯状疱疹の予防効果が認められています。
50歳以上の方は接種可能ですので、接種をお勧めします。
帯状疱疹とは
体の一部にピリピリした痛みが出現して、その後に水ぶくれを伴う赤黒色の皮疹が出る病気です。皮疹が出る前に痛みが出るのが特徴です。皮疹が治った後にも病気の原因であるウイルスが神経に潜んでおり、免疫機能が低下した時に再発する可能性があります。不幸にして頭部や顔面に帯状疱疹が発症すると視力低下・めまい・耳鳴りなどの重篤な後遺症が出る可能性があります。帯状疱疹が治った後に長期に渡り痛みが残ることがあり、帯状疱疹後後遺症(P H N)と呼ばれております。50歳以上で帯状疱疹に罹患した場合には20%の方がこの帯状疱疹後後遺症(P H N)に苦しめられると言われております。
帯状疱疹ワクチンであるシングリックスは50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%の予防効果が確認されています。ワクチン接種は、帯状疱疹にかかったことがある方にもすすめられています。現在その効果は少なくとも9年間以上、持続すると考えられています。しかも、帯状疱疹後疼痛(P H N)についても、50歳以上で100%、70歳以上で85.5%の予防効果があります。帯状疱疹ワクチンは発売後まもなく海外で多くの方が接種を希望したために、品薄状態が続いていましたが、やっと日本にもワクチンが入ってきました。
50歳以上であればワクチン接種を受けることができます。
もっと早くワクチン接種を受けていればよかった......
あなたはそうならないために、帯状疱疹ワクチン
1回目:2万円(税込み)
2回目:2万円(税込み)
(1回目と2回目は8週間の間隔をとります)
通常の医療機関で治療法がない!
と言われても「まだ出来る事があります」
現代医療における治療の代表は薬物治療ですが、当クリニックでは現代医療とは異なるアプローチで病気・病態の治療を行います。
これまで、末期的状態にある癌の患者さんや慢性疲労症候群や線維筋痛症の患者さん、関節リウマチをはじめとする自己免疫性疾患・アトピー性皮膚炎の患者さんなどを多く治療してきました。例えば癌に関して言えば、早期癌には手術は優れた治療法であることには異論はありません。しかし、再発転移の予防は手術や化学療法だけで不十分で、癌を作り出す体質そのものを改善させる必要があります。末期的な状態の癌患者さんでも、癌そのものを治すことは難しくとも、今よりもQOLの高い生活ができるように治療します。難病と言われる慢性疲労症候群や線維筋痛症は治る病気です。しっかり治療すれば改善し、やがて治っております。
治療の成否を決めるもの:生活習慣の徹底改善
当クリニックでは、生活習慣の改善についてもアドバイスを行います。
日常生活の中で、気づかないうちに身体に悪いことをしてしまうことは多々あります。例えば、ごはんをよく噛まないで食べてしまうのが、そう。指摘されないと気づかないものが大半ですから、それに気づいて頂き、変えていく事が必要になります。生活の質そのものを変えない限り、いかなる治療を行ったところで希望した効果は現れにくいのです。
これまでの生活習慣を変えるということは簡単なようで、非常に難しい事です。一言で言えば、生活習慣の改善。これを徹底出来るか否かで、治療の効果にも格段の差が出てきます。
当クリニックを受診している患者さん:
このような患者さんが多いです
- 癌をはじめとする悪性腫瘍:なかでも前立腺癌・乳癌の患者さんが多いです。
- 線維筋痛症・慢性疲労症候群:どちらも難病ですが、治る病気です。
- 新型コロナウイルス感染症後遺症(long covid-19):慢性疲労症候群によく似た症状をとります。Brain fogに悩む方が多いですが、急速に改善する例が増えております。早く治療を開始すると改善する可能性が高くなりです。
- 潰瘍性大腸炎・クローン病:下血をはじめとする症状改善・ステロイド減薬中止を目的とする患者さんが多いです。
- アトピー性皮膚炎:ステロイド治療を止めたい患者さんが多いです。
- 関節リウマチなどの自己免疫疾患:ステロイド治療を止めたい患者さんが多いです。
- 頭痛をはじめとする痛みを訴える患者さん(変形性頚椎症・変形性脊椎症・変形性膝関節症・バネ指・テニス肘など):鎮痛剤を止めたい患者さんが多いです。
- うつ病・不眠:向精神薬や睡眠導入剤などを止めたい患者さんが多いです。
- 緑内障・白内障などの目の病気:眼科の治療で効果を実感できない患者さんが多いです。目のお灸が効果的です。眼圧が正常化、飛蚊症が改善などの効果があります。
- 更年期障害:冷え・のぼせ・肩こり・イライラ・不眠を訴える患者さんが多いです。イライラだけは治したいとおっしゃる患者さんが多いです。
- 花粉症:癌や慢性疲労症候群などの原疾患の随伴症状としての花粉症が多いです。目・鼻のお灸で症状は改善します。その後もお灸を続けると年々軽快し、治癒例も多いです。
- パーキンソン病・多系統萎縮症:神経の変性疾患の患者さんでは効果的な治療法を求めて受診することが多いです。ご家族の助けがあると劇的に改善することもあります。
- 高血圧症:色々な病気のリスクを高める病気です。降圧剤を止めたい患者さんが多いです。
他の病院などで治療を受けているものの、経過が芳しくないと考えている患者さんも受診しております。